緑化生活
春から夏にかけては、朝夕に、小さな庭を覗き、豆に手を入れます。
やっと出たばかりの芽を摘むか、そのまま放置するか悩みます。
如雨露に何回も水を入れて、あちこちの鉢にたっぷり水を差します。
光と水と土によって育つ緑達は、かたまって生えている方が元気、
我も我もと根を張って、すっくと立って、
より多くの水を求めて、アピールしています。
プランターにはハーブや紫蘇、
植木鉢にはオリーブ、ジャスミン、ミニ薔薇、小菊。
地植えのラベンダーや雪柳に
順番に水を掛け、小さな雑草の芽を摘み、
枯葉や茶殻や卵の殻を腐葉土エリアに梳き込みます。
雨が少ないと頻繁に水を撒く必要があります。
浮草の水鉢には縁まで満タンに水を足し、
玄関ポーチの寄せ植えに水をやったついでに
タイルを掃除したり。
そこら中、すぐに陽の光で乾いてしまいます。
庭の緑化に必要な苔を採りに行くことがあります。
水がよく溜まるコンクリート塀の隙間や根元。
大きな公園や並木道の大樹。
あまり日の当たらない空き地の隅…
誰のものでもなさそうな苔を選んで、
そっとポリ袋に入れて、そっと持ち帰ってきます。
土が乾いている鉢の土に苔を被せ、十分に水をやり、
夏を乗り切れますようにと祈ってみたり。
ひと際、緑の濃い苔は、苔のみ鑑賞するためにガラス瓶に入れます。
ハイドロ粒に黒土と自家製腐葉土を重ねて
大きな塊の緑の苔をしっかり押しつけます。
苔の瓶を置いた場所には自然に目が向くので
そのあたりを豆に片づけたりします、